2009/11/20

不登校初期

学校には行けませんが家に居てる間は体調もまずまずの状態でした。

生活リズムを整えておく必要があると思い早朝私(父)と散歩をしていました。
(3~4日で続かなくなりましたが)

前日の夜「明日は歩くか?」と聞くと
「起こして」と言うので声を掛けるのですが起きません。

このあたりから段々と朝起きる時間が遅くなりかけました。

私も家内も何をどうしてよいかわからずネットで不登校関連を片っ端から調べました。
「担任の先生からはスクールカウンセラーも居ますよ」と声をかけてもらいましたが
学校に行けないのでカウンセリングどころではない状態でした。

全寮制不登校対応校から配信される情報を頼って
不登校とはどう言うものかと言う事を知り
解決するにはどうすれば良いのかと考えましたが
これと言った答はありませんでした。

学校に行け、と言っても行かないし
このまま家に居てるままでは良くないし・・・

毎日同じような状態でしたので
週末を利用して空気の良い所にでも連れて行こうと思い
魚釣りとスポーツの出来るところに行きました。
(前日に息子に行ってみるか?と聞くと何故か行くと言いました)

早朝から釣りをしてその後広い公園で思いっきり体を動かし
青白かった顔色も見違える程良くなりました。

久しぶりに体を動かしたのでお腹も空いたらしく
回転寿司では沢山食べて私も体調が良くなって良かったと安心していました。

帰りの車で「明日から学校に行けよ」と声を掛けると
「うん」と言いましたので「ヤレヤレこれで行くだろう」と安心していました。

帰って家内にその事を伝えると泣きながら
「良かった、連れて行ってくれてありがとう」と安心していました。

その夜は普通に寝ましたが、ふと家の廊下の窓を見ると、
曇った窓ガラスに「SOS」と外から読めるように逆に書いているのを
家内が見つけました。

息子の「誰か助けてくれ」という心の叫びだったのでしょうか・・・
息子自身、明日は行くと言ったものの苦しかったのでしょう。

家内はこの時「明日は行くのだろうか」と不安な気持ちになっていました。

翌日家内が息子を起こしに行くと、返事はするものの
「なんか頭痛い」「気分悪い」と言います。

家内が「もう不安な事はなくなったやん、先生もあの子に言ってくれたし」と言うと
「今度は違う不安が出てきた」と言います。

先生に状況を話した事により、嫌な子にチクッタと言われるのではという不安が
出てきたと言いました。

それでも家内と「もう大丈夫やから・・」「行かないとまた行きにくくなるやん」「頑張って行こうや」と言いましたが、息子が泣きながら強い口調で「二人とも恐い!!」「もうイヤ!!」と喚きました。

「僕の言う事何も聞いてくれない!」
「僕が中学入学した時も【wii】買ってくれる言うてたのに買ってくれへんしいう事聞いてくれへん!」とも言われ家内と二人して「ハッ」としました。

息子の気持ちを聞いているふりをして何もわかっていなかったのでないか、と思うようになり
「これはまずいな」と考えるようになりました。

中学入学当時、家を建て替えていて引越等で何かと物入りで
「Wii」を買う事まで気が回っていませんでした。
と言うより息子の事から目が離れていたのかしれません。





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2009/11/10

行き渋り

私立の中学に通っていましたので電車で通学していました。

普段は駅まで自転車(20分程度)で行ってましたが
体調が思わしくなかったので家内が駅まで車で送って行く日が続いていました。

駅に着くと憂鬱そうな表情で足取りも重くなります。

取り合えず階段を上がって行くのですがすぐに下りてきます。
一度はホームまで行った日もあるのですが時間に遅れて電車に乗れなかったと言って車まで戻ってきた事もありました。
(家内がなんとなく戻ってくるのでは?と思い車で待っていました)

「駅のトイレで吐いた」と言って戻ってきた日もあります。
そのような状況を私(父)に家内が電話してくるのですが
私も「電車乗ったら済む事やから乗るように言え!」と強く言ってました。

それでも電車に乗る日はなかったです。
一度家内が駅まで送って「今日はもう帰るからちゃんと行きなさい!」と言って
車を移動して隠れていると自分でバス停に行って
「どのバスに乗れば家に帰れるのだろう?」と辛そうに見ていました。

その姿を見た家内はあまりの苦しそうな表情を見て涙が止まらず
「ここに居てるよ車に乗ればいいよ」と声を掛けて家に帰ってきました。

その後も何度か自転車で駅に向かうのですが
「途中でこけた」「定期が切れれた」とか言って帰ってくる日が続きました。

最後は駅まで車で行ったのですが時間的に間に合わず
私(父)に学校まで車で送ってもらう?と声を掛けると「うん」と返事しましたので
車で送って行きました。
(学校までは車で45分程度です)

少し遅刻する時間ですが何とか車から降りて
私が「さ~男の子やから思い切って行こう(学校に入ろう)」と言いましたが
体を斜めに歪め顔面蒼白になりもの凄く苦しそうな気配が伝わってきました。

こんな状態で学校に入れるのは危険では?と思い暫くしてから
「家に帰るか?」と声を掛けると「うん」と返事をしたので車で連れて帰りました。

帰りの車では横になっていたのですが
時間が経つにつれて顔色も良くなり
「これはしばらく休ます必要があるのではないかな」と思いました。

この状態で学校に入れる事が良いのか連れて帰った事が良いのかの判断は今でもわかりません。
親として苦しむ子供を見るのは辛かったので連れて帰りましたが「・・・う~~~ん」って感じは今でもあります。




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2009/11/05

前兆

クラスに嫌なやつが居てると家内に何度か話してきました。

家内も「そんな子どこにでも居てるよ」と軽い気持ちで聞き流していました。
私(父)も「何か文句言ってるな~」程度に捉えていました。

その後インフルエンザで学年閉鎖(1週間)がありました。
学校は再開したのですが息子に微熱が出たので遅れてインフルエンザになったのかな?
と思い1週間休みました。

翌日は普通に登校しました。
勉強も「思った程進んでいなかった」と言っていましたので
何も気にしていませんでした。

登校した時その嫌な子に「ズル休みやろ」と言われたようですが
家内も軽く聞き流していました。

その翌日、学校行事で野外活動(登山)に参加。
体調が完全では無かったようですが「楽しかった~」と普通に帰宅。
(登山中もその嫌な子に何かと小言を言われようです
出席番号が近く班行動する際いつも同じグループです)

担任の先生も、一週間息子が休んでいる間に訪問して下さり、
息子はその嫌な子の事など話していました。
後日、本人を厳しく指導し本人も反省したようです。

その発熱がインフルエンザの微熱なのか
不登校の前兆の行き渋りによる発熱なのかは
未だにわかっていません。

この頃は不登校になるなんて全く思っていませんでした。



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