2010/04/20

担任の先生

不登校中、担任の先生は頻繁に家庭訪問をして下さいました。

不登校になった頃(まだ不登校とは気付いてなかった頃)は先生も家に上がって
息子と二人で話をした事もありました。

主任の先生と二人で訪問して下さった事もあり
その時主任の先生が「明日から来るか?」と息子に尋ねましたが
息子は誤魔化すように何も返事をしませんでした。

後日、担任の先生がクラスの仲の良い友達(2名)を連れて来て下さった事もありました。
その時息子は「いいから、なんで勝手に・・・」と会うのを嫌がりました。
家内は「わざわざ来てくれているのだから会ったら・・・」と半無理やり会わせました。

先生もその場を離れていた方が遊べるだろうと、子供同士で1時間程テレビを見ていて、
あまり会話はありませんでしたが、帰る時には息子が先生と友達を見送りました。

その後も担任の先生が毎週のように訪問して下さいました。

日々の息子の様子はFAXでこちらから送り内容を主任の先生にも把握して頂き
担任の先生からも学校・クラスの様子をFAXで送って頂く日々が続きました。

送って頂くFAXの中でクラブの予定表が届くのですが
そのFAXを息子はいつも気にしており一番に見ていました。

不登校になった頃は私(父)もどちらかと言うと「学校側に責任があるのではないか?」
と言う雰囲気で担任の先生に接していて、先生も私に気を遣っている感じがありました。

担任の先生は私より若く今まで高校生の担任をしていて息子達の学年で
初めて中学1年を受け持つ事になりました。

今まで高校生ばかり見てきていましたので
最初は戸惑いもあったようです。

小学生のように生徒が先生の所に寄ってくるなど
高校生とは全く違うと感じていたようです。

何度も家庭訪問をして頂く間に私も先生に接する際の気持ちが変わりました。
先生の協力なしに学校に関わっていく事は出来ないと。

毎回訪問して頂いている事を息子に伝えるのですが
会おうとはしませんでした。

窓から先生の姿を見る事もあり先生が来た日は凄く機嫌も良い事が多かったです。
一度だけインターホン越しに先生と息子が会話をした事があります。

先生も息子の声を聞く事が出来て安心していました。

3月頃担任の先生から「学年が変わりますがご両親はどのようにお考えですか?」と尋ねられました。
「このままの状態だとどうなりますか?」と聞くと
「学年は2年になります」と。
「担任は先生に引き継いで頂けるのですか?」と聞くと
「学校としても最大限に協力させてもらう体制です」と答えられられました。

先生の話は・・・
このままでも中学は卒業は出来ます。
只、高校には推薦出来ませんが、受験して合格すれば高校に進学できます。
この先復学する事が出来ればその場合はまた違う対応をさせてもらう事も可能です。
と言った内容でした。

話のニュアンスから復学すれば高校には何とか上がれると感じました。
先生も立場上「復学すれば高校に上がれる」とは言い切れないだろうと思いました。

何とか復学させなければと考えていましたが
これと言った打開策がないまま時間が過ぎて行く日々が続きました。






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2010/04/10

訪問のお兄さん

訪問のお兄さん(大学生のボランティアの方です)が毎週決まった時間に来てくれる事になりました。

その事を家内が息子に伝えていて本人も来ることは知っています。
午前中に来てもらう事になっているのですが来るまで会うかどうかわからない状態です。

初回訪問の日になりました。

・・・起きません。

お兄さんも無理に会おうとはせずドア越しに声を掛けてくれて
手紙を残してその日は帰りました。
(お兄さんの挨拶に返事だけはしました)

帰った後息子はその手紙を見て内容を見ながら
「ふ~~ん」って感じで「来てくれたんか・・・」とそれなりに満足していたようです。

来週は会うかな?っと思って一週間待つ事にしました。

で、次週です。
当日、息子も来る事はわかっています。

この時も部屋から出てきません。

お兄さんが部屋をノックして声を掛けました。
息子が返事をしたのでお兄さんが「ドアを開けるよ」とドアを開けました。

息子はベッドで正座していました。
お兄さんから少しの時間ですが話しかけてもらい数分ですが会話をしました。

何気ない内容の会話ですが息子も話し相手が来てくれた事を
嬉しそうにしていたようでした。

不登校になって家族以外の外部の人と会う事が出来て良かったと
家内と一安心していました。

で、次週以降です。

お兄さんが来ることには抵抗が無くなりましたが
その日の気分で会う日があったり起きない日あったりする事が続きました。

会って将棋をしたりアニメを見たりキャッチボールをしたりする事もありましたが
それ以上に動きはなくお兄さんからも
「僕が学校に行くように話す事もできないですし、何か指示する事もしないです」と聞いていました。

春休みに入った頃は地元の公立の中学に通っている友達と出掛ける事もあり
お兄さんが来る日も出掛けてしまっていた事もありました。

春休み期間中は学校も休みなので気も楽なのか外出する事もあり体調も少しはマシな状態でした。

春休みが終わり新学期が始まる日は息子も落ち着かないのか
一睡もしていないようで早朝から起きていました。
姉達が登校して行く姿を見ていました。
この頃から昼夜逆転が再び始まりました。

その後もお兄さんと会う事は出来る事が続きました。
午前中に来てもらっていたので一睡もせずに会いお兄さんが帰った後寝る事もありました。

お兄さんと会っている時は凄く楽しそうに会話をしていました。
何とかしてお兄さんを通して支援先の施設に通いそこから復学に向けて進めていけないものかと考えていました。




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